Tokyo Dyke March2020は、当初、2020年5月に開催を予定していました。
ところが、コロナウイルスの感染拡大により、参加して頂く方とそのご家族・パートナーの健康・安全を第一に考え、2020年秋に延期せざるを得ませんでした。
夏・秋と時間が経つにつれ、感染対策として有効な方法(密閉・密集・密接を避ける等)が明らかになり、PCR検査へのアクセスも改善され、3~4月頃に比べると、日本に住む人々も、コロナウイルスがある事を前提とした生活に、少し慣れてきたようにも感じます。
他方で、コロナウイルスに有効なワクチンや予防接種は、世界中の優秀な研究者の方々による日夜の努力にも関わらず、まだ開発・製造の途中です。
この状況下で、Tokyo Dyke Marchをオンサイトで開催するべきか、とても悩みました。足立区議の心無い発言や、マスメディアでの表現等から、今だに差別や偏見はあり、レズビアン・バイセクシャル女性を始めとした、セクシャルマイノリティの存在や人権が無いものとされている、という状況は変わらない為です。
また、さっぽろレインボーパレードに参加させて頂き、「密集・密接」を避けてリアルなマーチを開催する事もできるかもしれない、という希望も持ちました。
しかし、リアルマーチを開催する事は、マーチに参加してくれる人たちの感染リスクを、ほんの少しかもしれないけれども、高めうる行為であると認めざるを得ません。そのような行為によって、参加される方々とそのご家族・パートナーの健康をもし害してしまったら、主催者として、1人の人間として、とても悲しい事です。
また、このような状況でリアルマーチを開催することによって、LGBTQコミュニティ全体を批判の対象にさせてしまい、セクシュアルマイノリティとマジョリティとの間の溝を更に深めかねない、という事も気がかりでした。
参加して頂く方々の安全・健康を保ちながら、セクシュアルマイノリティ女性の存在を可視化する事を両立する為、とても辛く、寂しい気持ちもありましたが、Tokyo Dyke March 2020は、オンライン開催に切り替える事にしました。
・TOKYO DYKE MARCHのコンセプトに賛同していただける方
(特に、ジェンダー・セクシュアリティのどこかに「女性」的な要素を持つ方とそのアライ)
※年齢、国籍、民族、心身の状態を問いません
※素顔を出せない事情がある方は、サングラスやマスク等で顔を隠して頂いて大丈夫です
Those who agree with what we dream.
Especially, those who identify themselves as “sexual minority women” to some extent in their sexual orientation, gender identity or sex, and thier ally
*Sexual minority women of all ages, nationalities, ethnicities, and mental or physical states can march.
*Anyone who is worried of being identified can use their sunglasses or masks to hide a part of your face.